【読書感想】『有罪、とAIは告げた』中山七里

読書
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  • 発売 2024年2月
  • 出版 小学館

✅本書の個人的なレビュー

読後感  🌟🌟🌟🌟
予想外  🌟🌟🌟🌟🌟
ほっこり  🌟🌟
笑える  🌟
泣ける  🌟🌟
【こんな人におすすめの本】
・推理力に自信がある人
・仕事にAI技術の導入を検討している人

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内容紹介

緊急出版! 人工知能は罪を裁けるのか

東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円は、日々の業務に忙殺されていた。
公判、証人尋問、証拠や鑑定書の読み込み、判例等の抽出、判決文作成と徹夜が続く。

東京高裁総括判事の寺脇に呼び出された円は、ある任務を命じられる。
中国から提供された「AI裁判官」を検証するというものだ。
〈法神2〉と名付けられたその筐体に過去の裁判記録を入力する。
果たして、〈法神〉が一瞬で作成した判決文は、裁判官が苦労して書き上げたものと遜色なく、判決もまた、全く同じものだった。
業務の目覚ましい効率化は、全国の裁判官の福音となった。

しかし円は〈法神〉の導入に懐疑的だった。
周囲が絶賛すればするほどAI裁判官に対する警戒心が増す。

そんなある日、円は18歳少年が父親を刺殺した事件を担当することになる。
年齢、犯行様態から判断の難しい裁判が予想された。
裁判長の檜葉は、公判前に〈法神〉にシミュレートさせるという。
データを入力し、出力された判決は――「死刑」。
ついに、その審理が始まる。
罪は、数値化できるのか。
裁判官の英知と経験はデータ化できるのか。

連載、即緊急出版!
目前に迫るあり得る未来に、人間としての倫理と本質を問う法廷ミステリー。

出典:出版社サイトより

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感想

著者が中山七里 先生ということを忘れていました。

事件の真相は揺るがないものとし、AIの運用ばかりに気を取られていました。

そのため、クライマックスで、まさかの展開に話が進んでいき驚きました。

「そう来るか」という感じでした。

本書を読みながら、AI裁判官について私も考えましたが、私もAIによる判決は純粋に嫌だなと思いました。

日本でAI裁判官が導入されないことを願います。

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紹介した本

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本棚:2024年に読んだ本

ジャンル 冊 数
ミステリー・サスペンス 33
文芸フィクション 19
社会系フィクション 8
社会・ビジネス・自己啓発・教育 3
ノンフィクション・エッセイ 3
合 計 66
【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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