【祖母からの教え】「風が強い日は外さぬげんな」

日常
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今日は、風が強いです。

というか、最近、風が強い日が多いです。

そのため、なかなか山に行っての作業ができない状況です。

また、この後、さらに風が強まるとか。

子どもの頃より、風が強いのがこわっくなってきました。

早く、冬の嵐が過ぎ去ってほしいです。

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「風が強い日は外さぬげんな」

風が強い日になるといつも、昔祖母がよく言っていた、「風が強い日は外さぬげんな」という言葉を思い出します。

風が強い日は、いつも言っていました。

そして、毎回、同じ話をします。

なぜ、祖母が、何回も同じ話をするのかというと、祖母が、風の強い日、危険な目にあったからです。

祖母が何歳のころかはわかりませんが、とある風の強い日、外を歩いていた際、トラックからトタンが吹き飛んできて、その下敷きになったことがあるとのこと。

そのトタンの下敷きになった祖母は、意識が遠のいていく中で、トタンの隙間から知人がかけてくれた声が、ほんのり頭の中に残っているだけだったとのこと。

私の祖母は、「タカ」と言います。

まわりの年配の人は、「タッコ」「タッコさん」と言っていました。

私も、タッコばあちゃんと呼んでいました。

その、トタンの下敷きになった祖母は、意識が遠のいていく中で、知り合いが懸命に「タッコさーん、タッコさーん」と呼んでくれたことが、記憶の中に残っているということをいつも話してくれました。

その体験が、非常にこわかったためか、幼い私に何度も、この話をしてくれました。

何度も同じを話をするのですが、この話はなぜか好きでした。

そのあと、祖母がどうやって生き残ったのかは、わかりません。

幼いころの私は、質問するという概念がなかったのだと思います。

ただただ同じ話を聞いていました。

余談になってしまいますが、今になって、その後どうやって助かったのか、知りたくてしょうがありません。

ですが、祖母は、私が学生の頃、この世を去ってしまったため、この話の続きも、この話を祖母の口から聞くことももうできません。

やはり、亡くなってしまってからでは、何もかも遅いんだと改めて思いました。

今、生きているうちに、いろんな人から、いろんなことを教えてもらったり、感謝の気持ちもしっかりと伝えておかなければ後悔するんだと学びました。

そんなことを考えさせてくれる、冬の嵐でした。

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風が強い日はできるだけ行動自粛

そのため、風が強い日はできる限り、外には出ないようにしています。

それくらい、祖母からの教えが今でも、染みついています。

そのおかげか、私は、今のところ、トタンの下敷きになったことはありません。

これも祖母のおかげでしょう。

本当にありがとうございます。

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晴耕雨(風)読

こんな風の強い日は、ブログを書く、本を読む、勉強するといったことに時間を使いたいです。

もともと、「晴耕雨読」という言葉が好きで、そんな暮らしに憧れていました。

公務員のころは、晴れの日も、どんなに天気が悪い日も仕事でした。

私は、仕事の処理能力が低かったこともあり、土日も働かないと自分の担当業務をまわせませんでした。

サービス残業祭りでした。

私は、技術系の採用だったのですが、事務の仕事をする人がいなかったため、事業を持ちながら庶務業務も行っていました。

いろんなことを経験できて良かったなぁと今でこそ思いますが、当時は、きつかったです。

そのため、農家になったら、晴耕雨読の暮らしができると思っていましたが、公務員よりも厳しかったです。

なぜなら、公務員のころは、雨の日は室内で空調のきいた快適な空間で仕事、農家は、雨の日も、外で仕事だからです。

天気は読めません。

突然、降ります。

農家をあまく見ていました。

それでもやっぱり冬は農閑期です。

夏よりは、かなり余裕が生まれます。

しかし、そのかわり、私の場合、収入ゼロです。

今は、補助金を受給できているため多少の収入もありますが、補助金もそのうちなくなります。

今後、冬の収入が大きな課題です。

そのため、天気の悪い日は心置きなく勉強ができるチャンスと捉え、未来に向けて、自分を成長させたいです。

「晴耕雨読」の暮らしに近づけるよう頑張っていきたいです。

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まとめ

祖母の言うとおり、「風が強い日は外さぬげない!」これは、今後も可能な限り実行していきたいと思います。

そして、風が強い日は、家で自己研鑽していきたいです。

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おまけ タッコばあちゃん

私は、幼いころ、祖母の本名を知りませんでした。

ずっと「タッコ」だと思っていました。

私が小学校2年生のころ、国語か道徳か忘れましたが、授業の中で、家族の名前を書くみたいな、時間がありました。

そこで、祖母の名前を「タッコ」と書きました。

なんとなくカタカナだったということは覚えていたため、祖母だけカタカナで「タッコ」と書きました。

他の家族は、ひらがなで名前を書きました。

そのプリントを家に持ち帰り、父親に見せたところ、父親は大笑い!

そこで、父親から、祖母の本当の名前は「タカ」だと教えてもらいました。

その時私は、父親から笑われたにもかかわらず、まったく怒りはなく、むしろ、「みんな「タッコ」って呼んでるじゃん、なんで?」という思考になり、頭が整理できなかったことを覚えています。

子どもというのは、想像以上に、まわりから学ぶことが多いんだと感じました。

そして、まわりの人が使った言葉を使います。

そのため、子どもができたら、使う言葉に注意しなきゃなと思いました。

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