『世界最高の人生哲学 老子』(著者:守屋洋)SBクリエイティブ ~感想~

読書
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とても良い本でした。

この世を生き抜くうえで非常に重要なことが書かれていると思います。

「無為自然」「上善若水」といった言葉のように生きていきたいです。

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内容紹介

捨てる、手放す、降りる
2000年前に導き出されていた、人生で大切なこと

『論語』とならんで中国古典の名著である、『老子』を、大家・守屋先生に解説いただく1冊。
老子の思想は、「無為自然」。競争社会でいきるときに「負け」を認め、それでもいきていくためにどうすればいいかを説いています。
「老子」が読まれたのは、汲々とした時代の春秋戦国時代。
そんな時代にも、超然として穏やかに生きることを説いた老子の思想は、今の、せちがらい現代にも通ずるものがあります。
「こだわりを捨てる」→「穏やかに生きる」をコンセプトに、現代に生きる思想、「老子」を語りつくします。

出典:出版社サイトより

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目次

第1章 しなやかに生きる
第2章 さわやかに生きる
第3章 したたかに生きる
第4章 たくましく生きる
第5章 おおらかに生きる
第6章 人の上に立って生きる

出典:出版社サイトより

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感想

すごい人とは

本書を読んで、本当にすごい人とは、ぱっと見はすごい人に見えないのかもしれないと思った。

水は、万物に恵みを分け与え、低いところに身を置くように、本当にすごい人というのは、低姿勢で物腰やわらかな人なのだろう。

私もそうありたいと思った。

謙虚さこそ信頼の源

やはり謙虚さというものは超重要。

俺が俺がという自己主張は百害あって一利なし。

時と場合にもよると思うが、自己主張はできるだけ控えるようにしたい。

欲は身の破滅を招く

欲も悪くはないが、欲が過ぎると身を破滅に招くことがるということは肝に銘じておきたい。

何でも過ぎるのは良くない。ほどほどが良い。

無理は続かないというし、今までの私の人生を振り返っても、無理をするとその反動がある。

何事もほどほどに生きていきたい。

金もほどほどが良いらしい。金が多いと気疲れして寿命が縮まるとのこと。

確かに、貧乏人は失うものがない。地位も低ければ落ちることもない。心安らかに生きていくことができる。

そのため、今の暮らしが一番良いのだと思う。

「知る」と「知らない」

「知る」とは、知っていることは知っている、知らないことは知らないということを知っていること。

正直、知らないことを知らないというは、普通だと思う。

知ったかぶりは良いことがないと思う。むしろ、後になって災いを呼ぶかもしれないと思っている。

本書の中では、「知っていても知らないふりをする」というのは新しい発見だった。

優秀な人は知識をひけらかし、潰される。

知っていても知らないふりをすることで、相手を立てることができるし、自分を低くすることができる。

「能ある鷹は爪を隠す」というが、こういうことなのかもしれない。

足るを知れば辱められず、止まるを知ればあやうからず

前に進むなら引くことも考える。それは危険を回避することにつながる。

そして、撤退の勇気が身を守る。

大事な教訓だと思う。

足りてるから生きることができている。生かされていると思った。

知識を減らし無を目指す

知識を得れば迷いが生じる。

確かに、知らないというのは、最強だと思う。

私も、公務員から農家になったが、何も知らないからこそ、行動に移すことができたと思っている。

しかし、今の世の中を生き抜くためには、ある程度の知識は必要。

死ぬ前までには、私も悟りを開いて、無の境地というものに辿り着いてみたい。

大事は小事から

困難は小さきうちに対応する。いかなる大事も最初は些細なことからはじまる。

君子は、はじめを慎重にやる。それは、最初のズレは後に大きなズレを生むことを知っているから。

ボヤの段階で消火するのが賢明なのである。

どんなに小さな仕事でも丁寧に着実にやることが大切だと思った。

大事は皆小事から生まれる。これくらいは良いだろうが災いを生む。

非常に重要な教訓だと思う。どんな仕事にも通ずることだろう。

絶対に忘れないようにしたい。

人の恨みには、善意・徳をもって返す

怨念の連鎖が発生しないように生きることが、今の世を生き抜くには必要なこと。

本当にそう思う。恨まれて良いことはない。

誰かを恨めば、恨まれることがあると思うので、少なくとも私は、誰も恨まないように生きていきたい。

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著者紹介

守屋 洋(もりや・ひろし)
著述家、中国文学者。昭和7 年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院中国文学科修士課程修了。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演などで活躍。研究のための学問ではなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を平易な語り口でわかりやすく説く。SBI 大学院で経営者・リーダー向けに中国古典の講義を続けるなど、広く支持されている。著書に『〈新訳〉菜根譚』『新釈 韓非子』『中国古典一日一言』(PHP研究所)、『孫子の兵法』『中国古典「一日一話」』(三笠書房)、『孫子に学ぶ12章』(角川マガジンズ)、『「貞観政要」のリ-ダ-学』(プレジデント社)など多数。

出典:出版社サイトより

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まとめ

非常に良い本でした。

私も固定観念を捨て、大らかに生きていきたいと思いました。

また、「子孫に財産を残すということは、怠惰を教えるようなもの」とのことだったので、財産はすべて使い切ってこの世を去りたいなと思いました。

現時点で、財産なんてないのですが(・∀・)

それではまた( ˘ω˘)スヤァ

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【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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