- 発売 2023年2月
- 出版 講談社
✅本書の個人的なレビュー
読後感 | 🌟🌟🌟🌟🌟 |
予想外 | 🌟🌟🌟🌟 |
ほっこり | 🌟🌟🌟 |
笑える | 🌟🌟 |
泣ける | 🌟🌟 |
・ミステリー、サスペンスが好きな人
・推理力に自信のある人
内容紹介
私の仕事は無罪にすることで、真相を明らかにすることではない。
30年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。
事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた800人以上からの懲戒請求書が届く。
処理に忙殺されるなか、事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともにした。
がしかし、翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。
洋子の弁護を引き受けた御子柴は、洋子がみずからと同じ地域出身であることを知り…….。一度心に巣くった獣は、簡単に消えはしない――
めぐる因縁そして〈復讐〉の結末は!?出典:出版社サイトより
感想
被告人は御子柴先生と関係がある人という流れから、そろそろ事務員の洋子かなと思っていましたので、ねらいが当たりました。
まずもって、プロローグで鳥肌が立ちました。このシリーズを最初から読んでいる人は驚いたのではないでしょうか。
その後、殺人容疑をかけられた洋子。無実を証明するために奔走する御子柴先生。
洋子の過去が判明していき、今後、両者の関係はどうなるのか?と少しヒヤヒヤしながら読み進めましたが、洋子は御子柴先生のことを裏切らないだろうなと心の片隅で思っていました。
今、振り返ってみても、複雑な事件で、誰が嘘をついているのか最後までわかりませんでした。
最後までずっとおもしろく、一気に読んでしまいました。
最後の締めくくり方も良かったなと思います。
シリーズを重ねていくごとに、御子柴先生が人間味をおびていくような感じがなんか良いなと思います。
御子柴先生は天才的な閃きや直感力も兼ね備えておりますが、かなり泥臭く調べているのが個人的にすごく好きです。
だからこそ、本質を理解し、真実を的確にみることができるんだと思います。
シリーズ5作目の本書ですが、かなり好きな1冊です。
おもしろかったです!
紹介した本
\無料体験後は月会費1,500円/
\いつでも退会OK!/
本棚:2024年に読んだ本
ジャンル | 冊 数 |
ミステリー・サスペンス | 26 |
文芸フィクション | 16 |
社会系フィクション | 6 |
社会・ビジネス・自己啓発・教育 | 3 |
合 計 | 51 |
コメント