『陸王』(著者:池井戸潤)集英社文庫 ~感想~

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感動の一冊でした。

読んで良かったです。

人とのつながりの”すごさ”を感じました。

また、老舗の足袋業者が、マラソンシューズ業界に参入するというテーマがおもしかったです。

職人ってやっぱりかっこいいなと思いました(`・ω・´)b

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内容紹介

出典:出版社サイトより

勝利を、信じろ。
足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。
全国民、待望の文庫化!

埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足……数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化!

出典:出版社サイトより

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感想

想定外の問題

心配事のほとんどは起きないものだと聞いたことがあるが、ちょっと考え方を変えると、「心配しているから問題が起きない」のではないかと思いました。

本書では、想定外の問題が多々発生していました。

もし、想定できていたら、問題は発生していなかったのではないでしょうか。

問題というものは、「想定できないから問題として生まれてしまう」のかもしれないと思いました。

社員と社長

会社を100年続けるということはものすごいことだと思います。

そして、その会社を支えているのはやっぱり”社員”!

さらに、その社員も会社のことをよく見ているし、考えている。

「こはぜ屋」の社員はみんなすばらしかった。そういった社員が多いのは、他でもない社長の人柄の力だと思いました。

社長の「リスクのないところに成長はない」という言葉には、胸を打たれました。

私も、宮沢社長を見習って、頑張りたいと思います。

救世主

特許技術を提供した飯山さんが、最初はダメおやじかと思いましたが、途中からめちゃくちゃかっこ良かったです。

「絶対に代わりが無いのは、モノじゃない。人なんだ。」

「自分で終わりを決めるな。そんなものは単なる逃げだ。」

すごく良い言葉だなと思いました。

「こはぜ屋」の危機を救った立役者は間違いなく、飯山さんだと思います。

支え合い

絶望の時期を支えてくれた人は、一生大事にするべきだと思いました。

その人は、滅多なことがない限り、裏切るようなことをしない人だと思います。

私も、人を裏切るような人間には、ならないようにしたいです。

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著者紹介

池井戸 潤(いけいど・じゅん)
岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
「果つる底なき」(講談社文庫)で江戸川乱歩賞、「鉄の骨」(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、「下町ロケット」(小学館文庫)で直木賞を受賞。
他の作品に、『半沢直樹』シリーズ①「オレたちバブル入行組」、②「オレたち花のバブル組」、③「ロスジェネの逆襲」(すべて文春文庫)、④「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社)、『花咲舞が黙ってない』原作本「不祥事」、「空飛ぶタイヤ」(それぞれ講談社文庫/実業之日本社文庫)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(講談社文庫)、「民王」(文春文庫)、「下町ロケット2 ガウディ計画」(小学館)、「七つの会議」(集英社文庫)、「なるへそ」(Kindle Singles)

出典:Audibleより

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まとめ

すごく良い本でした。

あけみさんの「失敗しない人間なんていない」という、元気の出る言葉も好きです。

職人ってかっこいいです!!

それではまた(・∀・)ノ

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【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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