【読書感想】『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』森功

読書
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  • 発売 2022年9月
  • 出版 講談社

✅本書の個人的なレビュー

読後感  🌟🌟
予想外  🌟🌟🌟
ほっこり  🌟
笑える  🌟
泣ける  🌟
【こんな人におすすめの本】
・不動産を所有している人
・不動産業に従事している人
・宅地建物取引士(宅建士)を目指している人

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内容紹介

ネットフリックスドラマの「参考文献」となったノンフィクション。
ドラマに出てくる事件の「本当の話」は、すべてこの本に書いてある。

石洋ハウス=積水ハウスは、なぜ地面師グループにコロッと騙されたのか?
ハリソン山中=内田マイクは本当にあんなに残虐なのか?
小池栄子演じる麗子=秋葉紘子(こうこ)はどうやってなりすまし役を集めるのか?
ピエール瀧演じる「司法書士上がりの地面師」は、実際はどんな役割をするのか?
現実はドラマより恐ろしく、ドラマよりエキサイティングだ。

積水ハウス、アパホテルなど、不動産のプロがコロッと騙された
複雑で巧妙な手口が本書で明かされる。
地面師はあなたの隣にいる。
何食わぬ顔で社会に溶け込み、ある日勝手にあなたの土地を売り飛ばすかもしれない。
不動産関係者、銀行関係者だけでなく、
全国すべての不動産オーナーはこの本を読んでおいたほうがいいだろう。

【本書のおもな内容】
◆「積水ハウス」事件
ストップされた工事/史上空前「五五億円」の被害/ニセ地主の故郷/常務が前倒しした決済
◆頂点に立つ男
内田マイクの正体/地面師集団の役割分担/なりすまし役のスカウト/マニキュアで指紋を消して
◆新橋「白骨死体」地主の謎
五輪人気で高騰「マッカーサー道路」/群がった地上げ業者/三倍になる借地権/白骨死体の謎
◆台湾華僑になりすました「富ヶ谷事件」
引き延ばされた本人確認/公正証書の嘘/地面師とタッグを組む元弁護士/内田マイクとの接点
◆アパホテル「溜池駐車場」事件の怪
架空の生前贈与/大都会の異様な空間/逮捕された中間業者/釈放された手配師/なりすまし犯の言い分
◆なりすまし不在の世田谷事件
二重売買という新たな手口/消えた五億円の行方/裏の裏を読んだ警察/逮捕状が出た内田マイク
◆荒れはてた「五〇〇坪邸宅」のニセ老人
二課のリベンジ捜査/偽造ではないニセ印鑑証明/「引き込み」役の親族/根絶やしにはできない

出典:出版社サイトより

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感想

手口が巧妙ですごすぎる詐欺だと思いました。

不動産詐欺は金額が大きいため、被害にあった際のダメージが大きい…。

また、不動産取引は複雑で専門知識が必要。そのため、自分だったら騙されてしまうだろうと思いました。

本書を読むと、こわくて不動産なんて買えないと思いました。

そもそもお金ないから不動産なんて買えんけど(・∀・)

この詐欺のポイントは、善意の第三者の存在がひとつのポイントだと思いました。

この善意の第三者であろう人物の存在が事件をかなり複雑なものにしていると感じました。

そして、登場人物のなかで、一体どこまでの人が、本当の被害者なのかが分かりにくい…。

また、被害額がすごいのに、量刑はさほどでない…。

この手口を考えた人はめちゃくちゃ頭が良いだろうと思いました。

本当にすごい詐欺でした。

今後、所有者不明の土地、空き家問題などが日本の大きな問題になってくることが予想される中、地面師たちの活動が活発化するのではないかと思ってしまいました。

本の内容的には、情報量が多く、地面師詐欺の複雑性から、読みにくさはあったものの、その中身が現実世界で起こった出来事であることから、気になって読み込んでしまいました。

大企業様が騙されるのだから誰もが騙されることでしょう…。

不動産の購入はめちゃくちゃ慎重に!

急がせるというのは、判断を鈍らせることにつながります。そのような時は、いっそのことあきらめた方が得策だと思います。本当に要注意!

ドラマも観てみたくなりました。

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紹介した本

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本棚:2024年に読んだ本

ジャンル 冊 数
ミステリー・サスペンス 31
文芸フィクション 19
社会系フィクション 8
社会・ビジネス・自己啓発・教育 2
ノンフィクション・エッセイ 3
合 計 63
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余談:ギリギリ

地面師という存在を知り「すごいなぁ」「こわいなぁ」と思いました。

しかし、私に、家とか土地とかを購入できるくらいの収入は無いので、ほぼ関係がありません。

そして、私には、宅建の試験に合格した奥さんがおります(`・ω・´)

宅建士の奥さんがいれば何もこわくありません!

と言いたいところですが…。

実は、今年、2024年の試験を受けて奥さんは、宅建の試験に合格しました。

昨年も受けたのですが撃沈。

2回目の受験で見事合格した次第です。

合格したのはすごいなと思うのですが、すごくギリギリの合格でした。

合格ラインが37点。奥さんの結果も37点…。

本当にギリギリだったみたいです。

そのため、なんか信頼しきれない感じがします…。

先日、本屋に2人でいった際、宅建の問題集があったため、試しに奥さんに出題してみました。

〇×問題であったため、正解する確率は50%です。

その問題を見事にはずした奥さん…。

案の定というかなんというか。

これがまだ、だいぶ前に宅建に合格していろいろ制度とか変わってとかなら、百歩譲ってわかります。

しかし、奥さんの場合、今年合格したはずなのに…。

しかも、試験は10月だったのに…。

まだ、2カ月も経ってないのに…。

やっぱり宅建士の奥さんがいても地面師こわいです。

それではまた(´Д`)ノシ

【この記事を書いた人】
あおい

盛岡ごはん愛好家、月5冊以上読書人、日常記録員|日常にもっとユーモアを|1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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