春になると、花わさびが食べたくなります。
あのツーンとした風味がたまりません。
今回は、複数のわさび農家さんから教えていただいたレシピを掛け合わせて考えた、私なりの作り方を御紹介したいと思います。
参考にしていただければ幸いです。
花わさびの醤油漬けの作り方
①水で洗う
適当に洗います。
②3cmくらいに切ってボールにあける
切らずに調理をして、最後に切る人もいますが、切った方が作りやすいため私は最初に切っちゃいます。
※もっと細かくしたいという場合は、辛み成分が抜けやすくなってしまうため、食べる直前に細かくした方が良いような気がします。
③ボールに入れて塩と砂糖で軽くもむ
わさびの量にもよりますが、満遍なくかけてもみます。
多少多くても途中で搾ったりするのでそこまで気にしない!
④30分くらい放置
放置するとだいぶしなっとします。
⑤しんなりしたら手でぎゅっと絞りザルに入れる
余分な水分を減らし、わさびの辛味を凝縮するイメージです。
⑥80℃くらいのお湯をゆっくりたっぷり全体にかける
※ここが一番のポイント!
わさびの辛味をしっかり出すためには、80℃くらいのお湯じゃないとダメです!
お湯の温度が高すぎると辛味が減るし、低すぎると苦味が出る感じがします。
⑦水をかけて冷ましたら軽く水を搾ってタッパーや瓶に入れる
水をかけて冷まさない人もいますが、冷ました方がきれいな緑色になるような気がするので私は水をかけて冷まして、軽く絞ってからタッパーや瓶に入れます。
ちなみに、容器は絶対に蓋つきのもの使用してください。
蓋がないとわさびの辛味が飛んでなくなってしまいます。
⑧醤油などで味付け
味付けも適当です。
濃くてもご飯のおかずになっておいしいし、薄くても辛味が際立っておつまみとかに最高です。
めんつゆを使っても良いですし、白だしを使ってもおいしいです。
もちろん醤油、めんつゆ、白だしを掛け合わせて使っても良いです。
お好みの味付けでどうぞ!
⑨冷蔵庫で一晩寝かせたら完成
食べる直前にタッパーを振ったり、箸でわさびに傷をつけると、辛みが増します。
つまり、傷をつけると辛味が飛ぶので、食べる直前にやることをおすすめします。
傷をつけなくてもよく嚙んで食べれば口の中で辛味が出るので、物足らない時だけやる方が最後までわさびの辛味を楽しめるかもしれません。
辛くするコツ
- 80℃くらいのお湯をかけること。
- 塩と砂糖で軽くもみ余分な水分を搾って辛味を凝縮させること。
個人的にこの2点が重要だと思います。
前述もしましたが、お湯の温度が高すぎても低すぎてもダメなので、これだけは気をつけていただきたいなと思います。
冷凍保存もOK!
冷凍保存ができる蓋つきの容器に入れて、冷凍庫に入れておけば長期間保存が可能です。
夏場に冷たいお蕎麦と一緒に食べるとすごくおいしいです。
しかし、辛味成分は減っていくので、早めに食べることをおすすめします。
まとめ
今回は、複数の農家さんから教えていただいたレシピを掛け合わせて考えた、私なりの作り方を御紹介しました。
現時点でのレシピは以上のとおりですが、より辛くするためにはどうしたら良いか、今後も研究していきたいと思います。
より強烈な辛味を出せるレシピが完成したら、再度ブログを更新したいと思います。
余談:「ふすぺ」ともいう
私の地元では、花わさびを塩や砂糖でもんだり、お湯をかけたりして、わさびの細胞壁を壊し、辛味を引き出すこの工程を「ふすぺる」と言います。
そのため、この花わさびの醤油漬けを「ふすぺ」と言ったりします。
本当は、お湯をかけたものをそのまま冷蔵庫で冷やしたものを「ふすぺ」と言う、みたいなことも聞いたことがあるので、厳密にいえば私のレシピ「ふすぺ」ではないのかもしれませんが、家では「ふすぺ」と呼んでいます。
いずれにせよ、花わさびのツーンとした辛味は、春に無性に食べたくなる味です。
季節が来たら、なんとか入手していただき、いろんな人に味わってもらいたいなと思います。
私の「ふすぺ」作りの研究は、まだまだ続きます!
それではまた(・∀・)ノシ
ふすぺにするなら
これくらいの”つぼみ”の方が
おいしいです!
そのため早春がおすすめ!
コメント