- 発売 2013年7月
- 出版 小学館
✅本書の個人的なレビュー
読後感 | 🌟🌟🌟🌟 |
予想外 | 🌟🌟🌟 |
ほっこり | 🌟 |
笑える | 🌟 |
泣ける | 🌟🌟 |
【こんな人におすすめの本】
・池井戸作品が好きな人
・勧善懲悪ものが読みたい人
・池井戸作品が好きな人
・勧善懲悪ものが読みたい人
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内容紹介
恐怖のゲームがはじまった。
真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。
花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。
執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。
一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていく。
直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。出典:出版社サイトより
感想
久しぶりに池井戸作品を読みましたが、やっぱりおもしろいです。
期待を裏切らない安定のおもしろさ。
本書は、ちょっと気持ちの悪い恐さがある作品で、その分、次の展開が気になってしまうストーリー展開で一気に読んでしまいました。
私は、争いはなるべく避けるタイプなので、本書の主人公である倉田さんのように、駅でトラブルがあったとしても、誰かを注意することはできないと思います。(情けない話ですが…)
本書では、駅のホームで割り込みした男を注意したことがきっかけで、悪質な嫌がらせを受けるようになるのですが、そういうことが実際の世界でもあるんだろうなと思うと、気持ちが暗くなるし、恐いし、世も末だなと思ってしまいます。
倉田さんの場合、家も危機的状況なのに、職場でもトラブルが発生。私だったら精神崩壊して、どうにかなってしまうと思います。
最後はスッキリ解決したので、なかなかの爽快感でした。
倉田さんは、良い父親だし、良い上司だと思いました。
紹介した本
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本棚:2024年に読んだ本
ジャンル | 冊 数 |
ミステリー・サスペンス | 8 |
文芸フィクション | 13 |
社会系フィクション | 2 |
社会・ビジネス・自己啓発・教育 | 3 |
合 計 | 26 |
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