『民王』(著者:池井戸潤)KADOKAWA ~感想~

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ドラマを見たことがあります。

今回、改めて読んでみましたが、ものすごくおもしろかったです!

コメディ感が強いのですが、今の日本にも通ずる問題の本質を的確に捉えているような気がします。

こういう本も書けるという、池井戸潤の力を見せつけられるような作品だと思います。

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内容紹介

総理を狙った”笑撃”テロ!
混迷する政局の中、熾烈な総裁選を勝ち抜いて内閣総理大臣に就任した与党民政党の政治家・武藤泰山。低迷にあえぐ支持率を上げようと意気込んだのも束の間、まさかの”事件”に巻き込まれ、国民に醜態をさらすことになる。その頃、泰山のバカ息子・翔にも異変が。夢か現か、新手のテロか。直面する国家の危機に、総理とバカ息子が挑む”笑撃”のサスペンス。彼らは果たして、日本の未来を救えるのか――。

出典:出版社サイトより

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感想

製薬会社と政治家

製薬会社が大きなカギを握っていたという点が、本当に良かったです。

これは、現実世界でも同じようなことが起きているのではないかと思ってしまいました。

コメディ感満載で書かれていますが、政治家が読んだら、全然笑えない本なのではないかと思いました。

食と農

「食」と「農業」にフォーカスしている点も非常に良かったです。

この課題は非常に重要な課題だと思います。

農業を強くし、自国の食料は、ほぼ自国で賄えるようにしなくては、輸入が困難になった時、日本は終わります。

逆に食料さえあれば、死ぬことはないです。

もっと食料自給率を上げる取り組みをやった方が良いと思います。

そのため、私は家庭菜園をしています(・∀・)v

政治屋

「政治家」を「政治屋」と揶揄していたのは、これ正にと思いました。

武藤泰山が、今の日本の総理大臣になってくれと思わずにはいられません。

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著者紹介

池井戸 潤(いけいど・じゅん)
岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
「果つる底なき」(講談社文庫)で江戸川乱歩賞、「鉄の骨」(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、「下町ロケット」(小学館文庫)で直木賞を受賞。
他の作品に、『半沢直樹』シリーズ①「オレたちバブル入行組」、②「オレたち花のバブル組」、③「ロスジェネの逆襲」(すべて文春文庫)、④「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社)、『花咲舞が黙ってない』原作本「不祥事」、「空飛ぶタイヤ」(それぞれ講談社文庫/実業之日本社文庫)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(講談社文庫)、「民王」(文春文庫)、「下町ロケット2 ガウディ計画」(小学館)、「七つの会議」(集英社文庫)、「なるへそ」(Kindle Singles)

出典:Audibleより

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まとめ

2013年頃に発売された本書ですが、改めて今読むと、昔は笑えた内容も、今は笑えない、そんな感じがしました。

「薬」というのは大きなお金が絡むものです。

正しい情報を見極め、自分で判断する能力がこれからより一層求められると思います。

決して、人任せにしてはダメなんだと思いました。

それではまた(・∀・)ノ

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【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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