『15歳のテロリスト』(著者:松村 涼哉)KADOKAWA ~感想~

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タイトルが気になって読みました(・∀・)

後半、ハラハラしました・・・。

非常におもしろかったです!

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あらすじ

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー
「すべて、吹き飛んでしまえ」
突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。
少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤人を知っていた。かつて、少年犯罪被害者の会で出会った、孤独な少年。何が、彼を凶行に駆り立てたのか――? 進展しない捜査を傍目に、安藤は、行方を晦ませた少年の足取りを追う。
事件の裏に隠された驚愕の事実に安藤が辿り着いたとき、15歳のテロリストの最後の闘いが始まろうとしていた――。

「ページをめくる度、常識が裏切られていく。手を触れたら指が切れてしまうような物凄い小説」――佐野徹夜(『君は月夜に光り輝く』著者)も大絶賛!
心に突き刺さる衝撃と感動――空前の衝撃作『ただ、それだけでよかったんです』で話題を呼んだ松村涼哉が描く、慟哭ミステリーが登場!

出典:出版社サイトより

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感想

言葉の力

「みんなの声」「多数派の意見」というものは、非常に強く、恐ろしいものだと思いました。

また、世間的に見た、「正論」を声高らかに叫び、誰かを論破する、追い詰めるという行為に快感を覚える人は、非常に危険だと思いました。

多くの人がSNSを当たり前に使う今、誰もが情報や意見を、世の中に発信することができます。

誰かが傷つくような言葉を、安易に発信するのは、危険です。

沈黙は金

人は、言葉で壊れてしまうことがあるということを、知っておく必要があると思いました。

「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉がありますが、私はこの言葉が好きです。

意外と、沈黙していた方が良い場面は、往々にあるような気がします。

よく知りもしないで勝手なことを言うのは良くないと思いました。

真実

真実を知ることは難しいことだと思いました。

真実を知るために時間を使うよりも、立ち直るために時間を使った方が良いような気がします。

しかし、真実が分からないと立ち直れないとも思います。

某名探偵の名言に「真実はいつもひとつ!」というものがあります。

しかし、これはちょっと違うなと思っていて、「真実はいつもひとつ」ではなく、「事実はいつもひとつ」なのです。

時、場合、人によって、真実は変わる場合があります。これは、『ミステリと言う勿れ』という漫画に書いてあったことなのですが、「確かに」と思いました。

それでもやはっぱり、誰もが真実は知りたいだろうと思います。

本書もいろいろ考えさせられました(´・ω・`)

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本書情報

タイトル  15歳のテロリスト
著  者  松村 涼哉
発 売 日  2019年03月23日
価  格  税込671円
ページ数  256ページ(文庫判)
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著者紹介

松村 涼哉
「ただ、それだけでよかったんです」が第22回電撃小説大賞で<大賞>を受賞し、デビュー。「おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界」「1パーセントの教室」(電撃文庫)などを発表。

出典:Audibleより

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まとめ

ハラハラの展開でしたが、終わり方が良かったです。

個人的には好きなラストでした。

死んだらあかんよ!

それではまた(・∀・)ノシ

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\いつでも退会OK!/

【この記事を書いた人】
あおい

盛岡ごはん愛好家、月5冊以上読書人、日常記録員|日常にもっとユーモアを|1992年生まれ|農家|趣味は、食べ歩き、読書、懸賞、家庭菜園|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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