「談合」というテーマは非常におもしろかった。
調整の難しさ。
実力勝負なのか、大きな力に従うのか。
内容紹介
談合。謎の日本的システムを問う感動大作!
建設現場から“花の談合課”へ。
若きゼネコンマン富島平太は、会社倒産の危機に役立てるか。
大物フィクサーとの出会いの真相は――この一番札だけは、譲れない。出典:出版社サイトより
目次
第一章 談合課
第二章 入札
第三章 地下鉄工事
第四章 アクアマリン
第五章 特捜
第六章 調整
第七章 駆け引き
最終章 鉄の骨出典:出版社サイトより
感想
公共事業と談合
本書は、ゼネコンの談合がテーマになっていた。
談合は100%「悪」だと思っていたが、そうでもないのかもしれないと思った。
公共事業は大きな金がかかるが、その工事の予定価格は適正な価格となっているのか?
資材・人件費、何もかもが高騰している昨今、現場は厳しい状況にあるだろうと思う。
孫請けのさらに請負とかにも発注されていると、末端価格は一体いくらになっているのだろうかと思った。
実力勝負
最後は、まさにどんでん返しの結末!
こんなにも緊張感のある入札はないのではないか。
一番札を取れたのは、企業努力の賜物だと思う。
本質に力を入れた企業が最後は勝つのだろう。
どの世界も最後は実力勝負。本質を見失わないことが重要だと思った。
過去を羨むな
「過去を懐かしむのは良いが、過去を羨むな」
過去を羨んだところで、現状は何も変わらない。
それよりも今を楽しく生きた方が100倍良い。
前に進むしかないのだろう。
著者紹介
池井戸 潤(いけいど・じゅん)
岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
「果つる底なき」(講談社文庫)で江戸川乱歩賞、「鉄の骨」(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、「下町ロケット」(小学館文庫)で直木賞を受賞。
他の作品に、『半沢直樹』シリーズ①「オレたちバブル入行組」、②「オレたち花のバブル組」、③「ロスジェネの逆襲」(すべて文春文庫)、④「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社)、『花咲舞が黙ってない』原作本「不祥事」、「空飛ぶタイヤ」(それぞれ講談社文庫/実業之日本社文庫)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(講談社文庫)、「民王」(文春文庫)、「下町ロケット2 ガウディ計画」(小学館)、「七つの会議」(集英社文庫)、「なるへそ」(Kindle Singles)出典:Audibleより
まとめ
仕事で重要なのは、人との関わり方だと思った。
そして、仕事を進めていくうえで、リスクを把握し、リスクに備えることの重要性を感じた。
それではまた(・∀・)ノ
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