ミステリー小説が読みたくて読んだ本です。
めちゃくちゃおもしろかったです!
著者である太田愛さんの本は『幻夏』に続いて2冊目の読了となりました。
個人的に太田愛さんの作品は好みです。
調べてみると、「ウルトラマンティガ」や「相棒」の脚本も書かれているとか。
「全部好きなやつやん!」
太田愛さんの作品をもっと読みたくなりました。
内容紹介
白昼の駅前広場で4人が殺害される通り魔事件が発生。犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は再び襲撃を受ける。修司は刑事の相馬と、その友人・鑓水と暗殺者に追われながら事件の真相を追う。(犯罪者・上)
修司と相馬、鑓水の3人は、通り魔事件の真の目的が、ある巨大企業グループの残忍な罪業の隠蔽であることを掴む。3人は、犠牲者を救済するためにメディアと警察を利用した一発逆転の賭けに挑むが……。(犯罪者・下)
出典:出版社サイトより
感想
追われる恐怖
最初から最後まで、常に緊張感が漂うストーリー展開!
追われる者の恐怖をずっと感じた。
こちらが追う側になっても、敵が強大だと追う側になっても恐怖の方が大きかった。
また、誰が内通者なのか、誰を信じて良いのか、最後までおもしろかった。
最高の長編ミステリーだと思う。
主人公たち
主人公の、修司、相馬、鑓水の先を読む力がすごいと思った。
何度も「たしかに!」と思わされた。
この3人が協力したから、生き残ることができたのだと思う。
子どもの「食」
子どもの「食」が問題に挙げられていたのも良かった。
子どもの頃に、物を噛んで食べることが、子どもの発達に欠かせないということを知った。
現代にも通ずる問題提起だと思う。
ラスト
ラストはもっと敵を懲らしめてほしかったというのが本音。
しかし、基本的にはスッキリするラスト。
追加のどんでん返しも欲しいような気もしたが、こっちの方がよりリアルで良いのかもしれない。
著者紹介
太田愛
香川県生まれ。大学在学中よりはじめた演劇活動を経て、1997年テレビシリーズ「ウルトラマンティガ」で脚本家デビュー。2012年、『犯罪者』(上・下)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)出典:楽天ブックスより
まとめ
最高におもしろいミステリー小説でした。
『幻夏』もおもしろかったですが、『犯罪者』もおもしろかったです。
太田愛さんの作品をもっと読みたくなりました。
それではまた(・∀・)ノ
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