【読書感想】『彼らは世界にはなればなれに立っている』太田愛

読書
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  • 発売 2023年8月
  • 出版 KADOKAWA

✅本書の個人的なレビュー

読後感  🌟🌟🌟
予想外  🌟🌟🌟
ほっこり  🌟
笑える  🌟
泣ける  🌟🌟
【こんな人におすすめの本】
・異世界系の本を読みたい人
・いろいろ考えて頭の中をパンパンにしたい人

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内容紹介

社会派エンターテインメントの雄が贈る衝撃作
「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。恐るべき傑作だ」(解説より) 翻訳家 鴻巣友季子

「最初のひとりがいなくなったのはお祭りの四日後、七月最初の木曜日のことだった」――
ここは〈始まりの町〉。物語の語り手は四人――初等科に通う十三歳のトゥーレ、なまけ者のマリ、鳥打ち帽の葉巻屋、窟の魔術師。彼らが知る、彼らだけの真実を繋ぎ合わせたとき、消えた人間のゆくえと町が隠し持つ秘密が明らかになる。人のなし得る奇跡とはなにか――。
社会派エンターテインメントで最注目の作家が描く、現代の黙示録!

高知市の「TSUTAYA中万々店」書店員、山中由貴さんが、お客様に「どうしても読んで欲しい」1冊に授与する賞、第4回山中賞受賞作。

出典:出版社サイトより

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感想

ちょっとファンタジー感のある内容で予想外でした。

しかし、現実世界で起きうる?起きていた?起きている?ような内容で、イメージはできてしまうため、読みやすさはありました。

舞台は、伯爵という人物が登場するため、おそらくヨーロッパ。

人間の醜くおぞましい部分が濃く書かれており、読んでいてやるせない気持ちになりました。

この作品に登場した人物の中に、救われた人はいたのだろうか?

フィクションの中でくらい、悪い奴にはそれ相応の罰を受けてほしいと思いながら、いつも本を読んでいるので、ちょっとモヤモヤ感が残りました。

そっちの方がリアルなのかもしれませんが…。

個人的には、読み終わって、ちょっとモヤモヤした気持ちになったので、久しぶりに太田愛さんの本を読むということで楽しみにしていたのですが、そこまで刺さりませんでした。しかし、こういう感じの本も書けるんだというところを見せつけられたようにも思いました。そのため、次回作がより楽しみになりました。

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紹介した本

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本棚:2024年に読んだ本

ジャンル 冊 数
ミステリー・サスペンス 28
文芸フィクション 18
社会系フィクション 6
社会・ビジネス・自己啓発・教育 2
ノンフィクション・エッセイ 2
合 計 56
【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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