【読書感想】『罪の境界』薬丸岳

読書
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  • 発売 2024年10月
  • 出版 幻冬舎

✅本書の個人的なレビュー

読後感  🌟🌟🌟🌟
予想外  🌟🌟🌟
ほっこり  🌟🌟
笑える  🌟
泣ける  🌟🌟🌟🌟
【こんな人におすすめの本】
・ミステリーが好きな人

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内容紹介

フリーライターの溝口省吾は、無差別通り魔事件の加害者・小野寺圭一に事件のノンフィクションを出したいと持ちかける。
彼からの出版条件はただ一つ。自分を捨てた母親を捜し出すこと。
母親の行方を探るため、溝口は小野寺の生い立ちを辿り始めるが……。
決して交わるはずのなかった人生が交錯した時、慟哭の真実が明らかになる。衝撃のミステリー。

出典:出版社サイトより

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感想

事件に遭遇した被害者女性。事件後の精神状態はいたたまれない思いがしたし、壊れてしまうのも分かるような気がします。周囲の幸せが嫌でしょうがなかっただろうと…。

もし、自分が同じ立場だったとしても、同じように周囲の幸せを、祝うことはできないと思います。

本作品は「約束は守った伝えてくれ」の意味と小野寺の生涯について、この2つの謎を追うのがメインだと思いました。

その謎を追う中で真実が分かっていくにつれ、親子の繋がりというものを深く考えさせられました。

基本的に親と言うものは先に死ぬもの。生きている時に伝えるべきことをしっかりと伝えておかないと、必ず後悔する。頭ではわかっているが、果たして今、この時に行動できるか?結局、動けるか動けないか…。

人間としての道を踏み外さないように生きていくために、誠実な行動をしていきたいです。

感動して、少し泣きました。おもしろかったです。

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紹介した本

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本棚:2024年に読んだ本

ジャンル 冊 数
ミステリー・サスペンス 29
文芸フィクション 18
社会系フィクション 7
社会・ビジネス・自己啓発・教育 2
ノンフィクション・エッセイ 2
合 計 58
【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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