【読書感想】『光のとこにいてね』一穂ミチ

一穂ミチが書いた光のとこにいてねという本 読書
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  • 発行 2022年11月
  • 出版 文藝春秋

✅本書の個人的なレビュー

読後感  🌟🌟🌟
予想外  🌟🌟🌟🌟🌟
ほっこり  🌟🌟🌟
笑える  🌟
泣ける  🌟🌟

2人の少女が出会い、別れと再会を繰り返し、ちょっとせつない気持ちに・・・。

それでも、自分らしく強く生きていこうとする2人がすごく眩しく応援したくなる。

最後は予想外での展開でした。しかし、あそこで終わらせないでほしかったというのが本音。

【こんな人におすすめの本】
・ちょっとせつない作品が読みたい人
・苦労を乗り越える作品が読みたい人
・今の状況を変えて奮起したい人

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内容紹介

―ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。
彼女と私は、なにもかもが違った。
着るものも食べるものも住む世界も。

でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。
彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。

ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。
どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

―二人が出会った、たった一つの運命、切なくも美しい、四半世紀の物語―

出典:出版社サイトより

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感想

最初の出会い

内気で周囲を気にする“ゆず”と行動力おばけの“かのん”。

どちらの少女も少し歪な家庭で育つ。

そんな2人がとあることをきっかけに出会い、友達になる。

序盤で、悲惨な事件が起きるような気がしてヒヤヒヤしながら読み進めました。

そこまで大きな事件は起きなかったのですが、主人公である2人の少女は、親の都合で会えなくなり、離れ離れに・・・。

1度目の再会

久しぶりに再会したのが、高校生の時。

幼い頃の最後の別れが、中途半端なものであったため、どのように接したら良いのか分からない2人の描写が、繊細に書かれており、ちょっと微笑ましい気持ちで読みました。

時間の経過とともに、仲が良くなっていく2人の姿を思い浮かべると、素直に良かったなと思いました。

しかし、せっかく再会できた2人ですが、再び別れることに・・・。

2度目の再会

次に再会したのは、大人になってから。どちらも結婚し“かのん”は親になっていました。

この広い日本で偶然の再会となると、「話がうますぎるなぁ」と思いましたが、しっかり裏がありました。

再び出会うことができた2人ですが、2人とも複雑な悩みを抱えて生きていました。

どちらの悩みもなかなかに重い悩みで、生活の変化も相まって、予想外の展開になっていきました。

先が全く読めない展開で、後半はあっという間に読んでしまいました。

2人のその後は?

最後はまさかの展開で、本当に予想外。

その後、2人がどうなったのかすごく気になります。

あそこで終わらせないでほしかったというのが本音です。

2人と、その家族が幸せになってくれれば良いなと思います。

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まとめ

一穂ミチが書いた光のとこにいてねという本

再会と別れが多くて、ちょっとせつない気持ちになりました。

しかし、人は別れを繰り返すことで強くなるのかなと、この2人を見ていて思いました。

かといって、別れが多いというのは、やっぱりせつないです。

心穏やかに、変わらない日々を、私は過ごしたいです(´ー`)

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余談:エルトゥールル号の事故があった町|和歌山県串本町

海と青空

本書の後半の舞台は、「和歌山県串本町」。

串本のことは、エルトゥールル号の事故で知っており、本書の中でもこのことが取り上げられていたことが、すばらしいなと思いました。

エルトゥールル号の事故は、広く日本人が知っておくべき出来事だと思います。

もし、知らない方がいれば、過去に私が書いた記事を読んでいただければありがたいです。

また、話は少し変わりますが、串本は、桃鉄でもよく行く場所です。

本書を読んで、再び串本と出会い、いつか実際に、串本の地を訪れてみたいと思いました。

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紹介した本

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本棚:2024年に読んだ本

2024年に読んだ本一覧

ジャンル 冊 数
ミステリー・サスペンス 2
文芸フィクション 3
合 計 5

5冊読了

スマホをいじっていると後悔したりしますが、読書の後に後悔したことはありません。

やっぱり読書って良いなと、じみじみ思います。

それではまた(・∀・)ノシ

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