年金についていろいろ調べていたら、「農業者年金」というものを知りました。
よくわからなかったので、いろいろ調べ、自分なりの考えをまとめました。
私の結論は、農業者年金に、「今は加入しない」です。
農業者年金とは?
簡単に言えば、「農業従事者が加入できる公的年金制度で終身年金」です。
加入してちゃんと保険料を納めれば、基本65歳から死亡するまで、年金をもらえます。
また、公的年金制度ということもあって、いろいろメリットがあります。
農業者年金のメリット
- 農業者なら広く加入できる
- 少子高齢時代に強い積立方式・確定拠出型の年金
- 保険料は自由に決められる
- 終身年金。80歳前に亡くなった場合には死亡一時金あり
- 税制面で大きな優遇
- 保険料の国庫補助
【出典:独立行政法人農業者年金基金HPより】
独立行政法人農業者年金基金のホームページを見てみると、以上のようなメリットがあるみたいです。
詳しくは、ホームページを見ていただければと思います。
細かい内容の説明は、公式ホームページを見ればだいたい分かるので、私個人が思ったメリット・デメリットについて、まとめてみました。
個人的メリット
- 40歳まで保険料の国庫補助がある(補助を受けるには要件あり)
- 元本割れリスクがない
以上2点が良いなと思いました。
40歳までという制限はあるものの、保険料に国庫補助があるというのは、魅力的です。
【出典:独立行政法人農業者年金基金HPより】
また、元本割れのリスクがないというのは、投資として「失敗しない」ということに、等しいのではないでしょうか。
個人的デメリット
- 40~60歳以降、毎月2万円以上支払う必要がある
- 受給方法が、「終身」のみ
- 自分で運用できない
- 農業者年金とiDeCoの併用はできない
以上4点が私にとってデメリットになるかなと思いました。
結論:今は「加入しない」
以上のことを踏まえると、個人的には、農業者年金には加入せず、iDeCoで資産運用するという選択をします。
理由は、デメリットの方が大きいからです。
「40~60歳以降、毎月2万円以上支払う必要がある」
小規模経営のため、国民年金以外に別途毎月20,000円を払うのは厳しい(もっとメリットがあれば頑張って払うけど)。
「受給方法が、「終身」のみ」
受給方法が終身のみというのは、「絶対長生きする人」には非常に良いメリットだと思いますが、私の場合、元気なうちに旅行とかしたくなるような気がするので、70歳くらいで一時金(退職金みたいな感じ)で、まとまったお金を貰える方がありがたいような気がします。
その点で、iDeCoは、「一時金・年金・併給(一時金と年金の併用)」と受給方法が選択できるため、iDeCoに軍配が上がってしまいます。
「自分で運用できない」
農業者年金の資産運用の内容を見ると、国内債券が半分以上を占めるという、かなり安全性が高い内容となっています。
【出典:独立行政法人農業者年金基金HPより】
安全性が高いということは非常に良いことだと思いますが、この配分は、正直おもしろくないように感じてしまいます。
外国株式の割合が1割ぐらいというのは、ちょっと寂しすぎるような気がします。
「農業者年金とiDeCoの併用はできない」
農業者年金とiDeCoの併用はできません。
iDeCoを使って自分の資産運用をした方が、楽しいですし、ダメでも自分の責任なので、後腐れなくて良いような気がします。
やはり、自分のお金は自分で管理・運用するのが基本だと思います。
農業者年金のパンフレットに「自分の老後、自分で守れますか?」というものがあったのですが、可能な限り、他人任せにするのではなく、自分のことは自分で守った方が良いのかなと思いました。
まとめ
今までは「農業者年金ってなんだろう」と漠然と思っていましたが、自分なりに考えを整理することができて良かったです。
今後、自分の経営内容や考え方、農業者年金の制度、iDeCoの制度など、変わってくると思いますので、その都度、自分がベストと思える選択ができれば良いなと思います。
現時点では「加入しない」という結論ですが、引き続き情報収集は怠らないようにしていきたいと思います。
考えが変わった際は、ブログに書きたいと思います。
余談:何で正月に「もち」を食べるのか?
奥さんが急に「何で正月にもちを食べるのか」聞いてきました。
奥さんのために、早速調べてみると、「平安時代に行われていた「歯固めの儀」が由来」みたいです。
「歯固めの儀」とは、お正月に硬いものを食べることで歯を強くし、長寿や健康を願う行事らしいです。
その儀式で硬い鏡餅が食べられていて、その風習が現代に続いているみたいです。
なるほど、もちは焼く前は固いですからね。
でも、焼く柔らかくなるけど、歯は強くなるのかなぁ?
本来は、焼かないもちを食べないといけないのか?
私は、柔らかいもちを食べたいので、来年も焼いたもちを食べます。
来年というか今年のもちがまだまだあります。
早く食べねば。
それではまた(・∀・)
コメント