なんだかすごい本でした。
ちょっとこわいです。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「世にも奇妙な物語」みたいなこわさです。
内容紹介
子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)。日本の〈いま〉とミステリが禁断の融合! 緻密で大胆な構成と容赦ない「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。日本推理作家協会賞受賞作を含む、痺れる五篇。
出典:出版社サイトより
感想
5つの話
出典:出版社サイトより
本書は、5つの話が1冊にまとまったもので、各タイトルは以下のとおりです。
- 惨者面談
- ヤリモク
- パンドラ
- 三角奸計
- #拡散希望
「子どもの犯罪」「出会い系サイト」「精子バンク」「リモート飲み会」「YouTuber」。
どの話も、ちょっと昔なら起きないのでしょうが、今なら起きる危険性があります。
技術の進歩が進み、良い世の中になってきていると思いますが、危険も増えているのかもしれないと思いました・・・。
リモート飲み会
個人的には、「三角奸計」の話が、ぶっ飛んでて好きです。
テーマも「リモート飲み会」を扱っており、イメージしやすいです。
しかし、さすがにうまくいきすぎているので、実際にあの犯罪が成功するのは難しいと思うのですが、意表を突かれたのでおもしろかったです。
リモートだと、相手がどこにいるかわからないですからね。
事実は小説よりも奇なり?
「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、これ以上に奇妙なことは起きないのではないでしょうか?
少なくとも起きてほしくないです。
これは小説の中だけの話であってほしいものです・・・。
著者紹介
結城真一郎(ユウキ・シンイチロウ)
1991(平成3)年、神奈川県生れ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で新潮ミステリー大賞を受賞してデビュー。2021(令和3)年、「#拡散希望」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。著書に『#真相をお話しします』などがある。出典:出版社サイトより
まとめ
5話とも、後味の悪い終わり方が、こわさを引き立たせます。
嘘か本当かわかりにくい、複雑な時代なのかもしれません。
何が本当なのか見極める力が必要だと思いました。
それではまた( ˘ω˘)スヤァ
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