【まとめ】2023年8月に読んだ本の感想~3冊~

読書
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8月に読んだ本は、合計3冊

  1. 『流浪の月』(著者:凪良ゆう)
  2. 『俺ではない炎上』(著者:浅倉秋成)
  3. 『黒牢城』(著者:米澤穂信)
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『流浪の月』(著者:凪良ゆう)創元文芸文庫

内容紹介

最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。

出典:出版社サイトより

感想

予想外の展開の連続

登場人物の弱さが繊細に書かれていたと思う。

「この後どうなってしまうんだろう?」という気持ちが常にあり、最後まで一気に読んでしまいました。

最後は予想外の展開で、それなら全てつじつまが合うと思った。

正直、悲しい結末になるのではないかと思いハラハラした。

2人だけが知っている真実

大切な人だけが、真実を知り理解していてくれれば、それだけで救われるのかもしれないと思った。

皆に真実を知ってもらい、理解されたいと頑張るとかなり疲れると思うし、それはおそらく不可能なんだろう。

真実は最後まで世の中に知られることはなかったが、それでも良いと思える状況になったのが良かった。

ただ、個人的には、この2人に関する真実を知ってもらいたいという気持ちもある。

しかし、それは返って2人にとって不幸なことなのかもしれない。

このなんとも言えない気持ちになるところが、本書のおもしろいところかもしれない。

他人の優しい善意

他人が勝手に思い込んだ真実をもとに、優しくしてくる善意は、確かにやっかいなものだと思った。

それは真実ではない。自分はそんなにかわいそうな者ではない。

他人が勝手に自分をかわいそうな奴だと思い、優しくしてくる善意を止めることはできないとなると、逃げるしかないし、逃げた方が良いと思った。

自分の思い込みで話をしてくる人とは、一生分かり合えないと思う。

自分の中にある常識によって、真実が見えなくなることもあるんだと思った。

人に言えない悩み

人に言えない悩みも、頑張って言ってしまった方が、自分の気持ちは楽になるだろうと思う。もしかしたら、解決することもあるかもしれない。

現状を変えられるかもしれないと頭で理解していても、それでも言えないから困る。この葛藤は苦しいと思った。

DVの恐さ

DVは、完全に病気だと思った。

感情がコントロールできず、同じ誤ちを繰り返す、愚かさ、恐ろしさ。

DVの現場を想像すると本当に恐いし、胸糞わるくなる。

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『俺ではない炎上』(著者:浅倉秋成)双葉社

内容紹介

外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。
「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」
どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。
Twitterで犯行を自慢していたようだが、そのアカウントが泰介のものであると誤認されてしまったのだ。
誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していたが、当該アカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として言い分を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも……。

ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられ、ともすると殺されそうになる中、泰介は必死の逃亡を続ける。

出典:出版社サイトより

感想

完全に予想外

浅倉先生の本を読んだのは、『六人の嘘つきな大学生』に続き2冊目。

本書も非常におもしろく、最後は完全に騙された。

「登場人物がちょっと多いような気がするけど、うまくまとまるのかな?」と思いながら読んだが、最後に全てがきれいに整理された。すごいスッキリした。

少しずつ犯人に近づいていく感じがおもしろく、「この人が犯人かな?」を何回も繰り返した気がする。

SNSの恐さ

SNSの恐さも感じた。

誰かを陥れたり、悪く言うような発信は、しない方が良いと思った。

「自分は悪くない」「悪いのは他の人」、誰かに罪を背負わせ、全力で保身に走る姿はやっぱりかっこ悪いと思った。

他者を思いやる気持ち

SNSの発信だけではなく、家族や職場においても、相手を思いやる発言、行動が大事だと思わされた。

主人公は、事件をきっかけにかなり良くなっただろうと思う。

できれば、家族関係がその後どうなったかも、多少書いてほしかった。

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『黒牢城』(著者:米澤穂信)KADOKAWA

内容紹介

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。

出典:出版社サイトより

感想

戦国時代が舞台のミステリーというのは初めて。

斬新でおもしろいなと思った。

登場人物が実在した者であるため、本当にそういうことがあったのかなと思ってしまう。

しかし、時代が戦国時代ということで、「槍や弓矢を用いて、こういうトリックだったのだ」という説明をされても、少しイメージするのが難しかった。

そのため、個人的には、歴史的な内容の部分が、非常に興味深くおもしろかった

本書を読んで、改めて因果応報というものはあるのだろうと思った。

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まとめ

今月読んだ本は、合計3冊

どの本もおもしろかったのですが、一番のおすすめは、

『流浪の月』(著者:凪良ゆう)

これはぜひ読んでほしいです。

なんだかやるせない、せつない気持ちにもなるのですが、読後感はすごく良いです。

おすすめです!

それではまた(・∀・)ノシ

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