【読書感想】『水を縫う』寺地はるな

読書
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  • 発売 2023年5月
  • 出版 集英社

✅本書の個人的なレビュー

読後感  🌟🌟🌟
予想外  🌟🌟🌟
ほっこり  🌟🌟🌟
笑える  🌟🌟
泣ける  🌟🌟
【こんな人におすすめの本】
・悩み事が多い人
・考えてばかりで行動できない人

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内容紹介

いま一番届けたい 世の中の〈普通〉を踏み越えていく、新たな家族小説が誕生!

「そしたら僕、僕がドレスつくったるわ」“かわいい”が苦手な姉のため、刺繍好きの弟は、ウェディングドレスを手作りしようと決心し——。
手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている高校一年生の清澄。一方、結婚を控えた姉の水青は、かわいいものや華やかな場が苦手だ。そんな彼女のために、清澄はウェディングドレスを手作りすると宣言するが、母・さつ子からは反対されて——。「男なのに」「女らしく」「母親/父親だから」。そんな言葉に立ち止まったことのあるすべての人へ贈る、清々しい家族小説。

第9回河合隼雄物語賞受賞作。

出典:出版社サイトより

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感想

流れている水はよどまないけど、流れていない水はよどんでしまう…。

心温まるような本でした。

私は、「人は他者の個性を尊重しなければならない」とまでは思わないが、否定しないということは大事なことだと思います。

失敗するという経験も人生の中では必要だろうし、そもそもひとつも失敗しない人生なんて不可能だと思います。

思い返すと私の人生も失敗だらけ…。しかも、失敗した出来事というものは頭にも心にも深く刻まれています。

同じ失敗をしないようにという、人間の習性なのかもしれませんが、思い出すたびに嫌な気持ちになって落ち込んでしまうため、それはそれで困ったものです。

本書を読んで、失敗したという経験の重要性は再認識しました。

また、心の底から何かに没頭できるような好きなものがある人って羨ましいなと思いました。

私も何か時間を忘れて打ち込めるような趣味がほしいものです。

あと、姉弟って良いものだなと思いました。

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紹介した本

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本棚:2024年に読んだ本

ジャンル 冊 数
ミステリー・サスペンス 7
文芸フィクション 12
社会系フィクション 1
社会・ビジネス・自己啓発・教育 3
合 計 23
【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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