『最終退行』(著者:池井戸潤)小学館文庫 ~感想~

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あらすじ

「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

出典:出版社サイトより

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感想

M資金

日本が戦時中だった頃、敗戦が濃厚になった時、軍復活の際の資金として密かに保管されていた「M資金」がストーリーの鍵になるところが、個人的にすごく好きです。

陰謀論とかを見るのが好きなので、「M資金」が題材になるのはワクワクします。

話の展開も良く、最後まで一気に読んじゃいました(・∀・)

マネーロンダリング

フィクションではあるのですが、「現実世界で本当に起こってないのかな?」と思ってしまいます。

マネーロンダリングとかも、現実世界では、どのくらい起きているのでしょうか?

庶民の私にとって、本書の内容が、どのくらいのフィクションなのか想像できません。

私にとっての非現実を味わうことができ、非常におもしろかったです(・∀・)

勧善懲悪

勧善懲悪ものは、やっぱり好きです!

正直者がバカを見るのは嫌です(`・ω・´)

正直者、頑張った人が、報われるような世界が良いです。

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本書情報

タイトル  最終退行
著  者  池井戸 潤
発 売 日  2007年05月10日
価  格  税込1,023円
ページ数  512ページ(文庫版)
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著者紹介

池井戸 潤(いけいど・じゅん)

岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
「果つる底なき」(講談社文庫)で江戸川乱歩賞、「鉄の骨」(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、「下町ロケット」(小学館文庫)で直木賞を受賞。
他の作品に、『半沢直樹』シリーズ①「オレたちバブル入行組」、②「オレたち花のバブル組」、③「ロスジェネの逆襲」(すべて文春文庫)、④「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社)、『花咲舞が黙ってない』原作本「不祥事」、「空飛ぶタイヤ」(それぞれ講談社文庫/実業之日本社文庫)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(講談社文庫)、「民王」(文春文庫)、「下町ロケット2 ガウディ計画」(小学館)、「七つの会議」(集英社文庫)、「なるへそ」(Kindle Singles)

出典:Audibleより

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まとめ

池井戸作品はやっぱりおもしろいです。

本書も一気読みでした。

ラストがスッキリする作品は、読み終えた後も気持ちが良いです!

それではまた(・∀・)ノシ

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【この記事を書いた人】
あおい

1992年生まれ|農家|趣味は懸賞、読書、家庭菜園、食べ歩き|横浜DeNAベイスターズのファン|やや晴耕雨読の暮らし|将来に不安な私と呑気な奥さんとの2人暮らし|2022.1から雑記ブログスタート

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